この頃は急に冷え込み、大山の紅葉便りも聞かれるようになりました。ひと雨ごとに季節は晩秋へ、晩秋から冬へと次第に傾いてまいります。二階のベランダに秋の風物詩「つるし柿」の暖簾が風にゆれています。気が付けばもう11月。年長さんの就学時健診も始まりました。
秋の大運動会。お天気に恵まれ予定していた全種目を無事終えることが出来ました。各年齢に合った踊りに競技。やる気満々の子ども達が見事に自分を出し切ってくれました。心温まるご声援にご感想ありがとうございました。仲間との経験が、深い連帯をつくり出してくれました。来賓をお招きし、何年振りかの観客の人数制限なしでの運動会、にぎやかに応援していただき、感慨深いものがありました。幼稚園に来るのをとても楽しみにしてくれていた小学生の皆さんとの再会が嬉しく、心が弾みました。来年も会いたいね!
１０月は晴天の日が続き、各年齢で園外保育にでかけました。満三歳児クラスも初めてお弁当を持って、「海と暮らしの史料館」に行きました。館長さんの説明がお上手で、子どもたちも興味津々で聞いていたそうです。お弁当は中庭で食べたようで、帰りのバスから降りて玄関に入ってきたみんなの満足げな顔、顔…。楽しかったね。年長組は秋を見つけに、「大山青年の家」でかけ、雨上がりの森の中で小さな秋をいっぱい見つけました。お昼は食堂で秋の炊き込みご飯とサツマイモのきんぴらに豚汁。美味しく頂きました。秋満載の食事、贅沢すぎる昼食に舌鼓を打ちました。少食のお友だちには少々量は多かったのですがほとんどのお友だちが完食しました。青年の家の皆さんお世話になりました。
１０月のある日、職員室に年中組の彼がもの凄く恥ずかしそうに入って来ました。小さな声で私に話しかけるのですが声が聞こえません。口に耳を近づけると「芋はいりませんか?」でした。「ありがたい もらうよー」と答えるとニッコリ笑って部屋に帰っていきました。次の日に段ボールいっぱいのお芋が届きました。おばあちゃん家の畑で掘ったそうです。年長さんのSちゃんのおばあちゃんからも沢山いただきました。おかげさまで、誕生会においしい焼き芋が作れそうです。お心遣いありがとうございました。感謝いたします。
この大きな行事を通してひとまわり成長した子ども達。 運動会で印象に残った種目を自分から絵に描いている姿に出合います。芸術の秋、絵画や造形活動を通して、表現する喜びや創造性、情感などを育てていきたいと思っています。